2022.01.01 - News

新年のご挨拶


新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

昨年を振り返ると
ファッションブランドのサステナブルな取組に関するニュースが、
例年以上に多い年だったのではないでしょうか。

ある記事では、今後3年から5年の間に、
世界の有力ファッションブランドの大半は、
サステナブル繊維への切り替えを100%目標に掲げているようです。
とはいえ、繊維の出所から販売までのトラッキングを行えているのは、
実際5%以下なのだとか。

そんな中、
サステナブルな紡績会社として定評ある「UPW」が
追跡可能な100%サステナブルな天然素材であるSHOKAYのヤクと
「レスポンシブル・ウール・スタンダード」RWS(Responsible Wool Standard)認証のウール
の混紡糸を販売開始しました。

「レスポンシブル・ウール・スタンダード」
(責任あるウール規格)とは、2014年以降、
環境配慮繊維の普及、啓発を目指した非営利団体である
「テキスタイル・エクスチェンジ」やパタゴニアなどのブランド、
サプライヤー、非営利動物福祉団体や農家などが協力し、
開発してきたグローバル基準。

「ミュールジング」*1の禁止など
動物福祉と土地管理の観点から
農家が実践すべきベストプラクティスを明確にした認証制度です。

今年はSHOKAYが日本にローンチして15年目を迎えます。
この15年の営みの中で、特にコロナ以降、
ファッションは持続可能な方向へ
大きくシフトし加速していることを実感します。

今年はこれまで以上に、
S D G’sの目標達成やサステナビリティ化を目指す
日本のファッションブランドの皆様と
多くのコラボレーションが実現できればと思っております。

2022年もより一層のご支援、お引立てを賜りますよう
お願い申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

SHOKAYジャパンオフィス
スタッフ一同

○「UPW」のSHOKA Yのヤク とRWSウールの混紡糸を
ご購入希望の際は、いつでもお気軽にお問い合わせください。
2022年度版糸見本帳をお貸出しています。


*1「ミュールジング」とは:
ウールを取りやすく品種改良されたメリノ種のヒツジは、
皮膚面積が大きく、皮膚にシワが多い品種のため、
そのシワに糞尿がたまりやすく、
虫がわいたり、病気にかかったりしやすいために、
臀部(おしりや性器)を切り落とします。
ミュールシングは無麻酔で行われ、
また傷跡の治療なども行われません。
動物愛護の面で問題視され、
英国やニュージーランドでは
ミュールジングを法律で禁止しています。