THREAD OF THE WAY
チベット語で「ヤクの柔らかい毛」という意味のSHOKAYは、世界で初めて「ヤク」という素材にフォーカスしたマテリアルブランドです。
2006年、SHOKAYの創立者であり、当時ハーバード大学ケネディスクール(公共政策大学院)の学生だったキャロル・チャウと友人たちは、中国辺境地少数民族をサポートするためのソーシャルビジネスを模索する中で、「ヤク」に出会いました。
ヒマラヤ山脈の厳しい自然の中で、チベット族の人々が放牧する家畜ヤク。ヤクは古くからチベット族の宝、そして生活の糧として大切にされてきました。そのアゴとお腹の柔らかい産毛(うぶげ)は、大変希少価値の高い、カシミヤに匹敵するほど、ラグジュアリーな繊維です。その毛を直接、フェアな価格で買い取ることで、チベット族の人々の伝統的な生活を守り、安定した収入をもたらしています。
さらに、環境保護、動物愛護の観点から、ヤクの毛を刈るのは1年に1度だけ。モダンなデザインで、温もりあふれるSHOKAY(ショーケイ)のニット製品は、作り手の思いと、かけがえのない自然の美しさが盛り込まれています。
優れた素材であるヤクの柔らかい原毛を提供してくれる中国青海省のチベット族の人々、手編み製品を制作する崇明島のニッターの女性たち、製造にかかわるすべてのコミュニティのためになるよう、SHOKAYは、タイムレスで上質なニット製品を製造・販売しています。
THE NUMBERS
- 1400Ton
青海省のチベット民族100万人が1年間に出荷するヤクの原毛の量
- 350US$
中国辺境地に住むチベット族の平均年収
- 30%
保温性について、ヤクはウールより30%高く、カシミヤと同等
- 130%
ヤクはカシミヤより130%通気性が高い
- 100g
1頭のヤクから1年間に採取できる柔らかいヤクのうぶ毛の量
- 1000kg
SHOKAYがトレーニングした地元協同組合の女性たちによって作られる手紡ぎの毛糸の量
- 40%
SHOKAYが契約している崇明島の50人女性ニッター(編み手)たちの収入は40%アップ
- 20%
SHOKAYに恊働するチベット遊牧民600世帯以上の年収が20%アップ
SOCIAL MODEL
Challenge 課題 |
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Opportunity 機会 |
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Solution 解決方法 |
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Imapact インパクト |
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このサイトでご覧いただいているSHOKAYのプロダクトは、この10年、世界中のたくさんの才能ある人々の貢献とイノベーションの結晶です。
ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
素材開発からデザインに至るまで、多くの方の専門知識とチベットの辺境地とを結びつけることで、上質なヤクのニット製品をマーケットに、社会的変革を地域に、それぞれもたらすことができました。
SHOKAYの商品を購入、あるいは、このストーリーをシェアすることでサポートしていただければ幸いです。