2018.09.15 - Column

長くご愛用いただくために
SHOKAY製品のメンテナンス

日々のお手入れ

●1日着たら数日休ませる。

SHOKAYのニットで使用している素材ヤクは、ウールやカシミヤと比較すると毛玉になりにくいのですが、まったく出来ないわけではありません。毛玉の主な原因は“摩擦”。どんなにお気に入りのニットでも連続して着用すると、日常の動作や、バッグと擦れたりして、毛玉ができやすくなります。
どんなにお気に入りのニットであっても、1日着用したら、2〜3日は休ませてください。



●脱いですぐに収納しない。

着用した際の汗や体温をきちんと逃がしてあげるために、できればクローゼットにしまう前に、日陰で風通しの良い場所で1日〜数日ほどニット専用ハンガーにかけておきましょう。タバコなどの臭いも気にならなくなります。

●ブラシをかける。

着用後は洋服ブラシをかけることで、ホコリや汚れをはらい、繊維をほぐすことで毛並みをそろえ、毛玉をできにくくします。ヤクはカシミヤ同様、デリケートな素材なので、洋服ブラシの素材も、化学繊維ではなく天然獣毛、特にしなやかでキメが細かい馬毛のブラシがおススメです。ブラシは、上から下へ、「こする」のではなく「払い飛ばす」ように優しくブラッシングしましょう。





お洗濯方法

SHOKAYのニット製品(セーター、手袋、帽子など)は、手洗いが可能です。1枚づつ短時間で、優しく押し洗いしてください。(水の温度が高かったり、長時間の洗濯は、縮みの原因になります)
洗濯機の「手洗いモード」「ウールモード」などの弱流洗いでも大丈夫です。(必ず洗濯ネットを使用してください)

機械織りのショールやマフラーについては、手洗いも可能ですが、型くずれやシワをスチームアイロンで整えるのに手間がかかりますので、ドライクリーニングをお勧めしております。



■手洗いの場合

1. 洗面器に30度以下の水を入れ、ウールやカシミヤ用洗剤(あるいはシャンプー)を溶かします。
2. ニットをたたんで、洗剤液の中へ入れ、20〜30回優しく押し洗いします。
3. 洗濯液を捨て、軽く絞って、たたんだまま、洗濯ネットに入れ、洗濯機で30秒ほど脱水。
4. すすぎ水に柔軟剤(あるいはリンスやコンディショナー)を入れ、軽く押しながらすすぎ、水を変え、もう1度すすぎます。
5. すすぎ後、ネットに入れ30秒ほど脱水します。
6. 脱水後はそのまま放置せず、形を整えて伸ばし、バスタオルやネットの上に、平に伸ばして干します。陰干しが基本。(タンブラー乾燥は厳禁)
7. 干し上がったら、スチームアイロンを生地から2センチくらい離したところ
から当て、丁寧に縦糸横糸を引っぱりながら、形を整えます。



ご自分でできる修理

●ひっかけなどによる飛び出た糸

糸が飛び出ているからといって、はさみで切ってはいけません。太い糸の手編み製品であれば、かぎ針などで中から糸を引き込んであげれば、目立たなくなります。細い糸の場合は、「ほつれ補修針」を糸に刺すと、中に入り込んでくれます。



●ダーニング

穴や擦れなどのニットのダメージを補修する技術「ダーニング」。カラフルな糸でステッチを強調し、オシャレに補修する「装飾ダーニング」は、修理することで、お手持ちのニットがまた違うアイテムに生まれ変わります。
SHOKAYでもダーニングの講習会を不定期で開催しておりますので、お気軽にお問い合わせください。


SHOKAYのリペアサービス

SHOKAYでは、有料にてお修理を承っております。詳細は「SHOKAYのリペアサービス」をご確認ください。